2012年5月18日、 糖質制限食と日本糖尿病学会において大きな動きがありました。第55回日本糖尿病学会年次学術会の「From Debate To Consensus」で糖質制限食がコンセンサス(意見の一致)を得たのです。

「From Debate To Consensus」とは、日本糖尿病学会年次学術会における新しい企画で、今まで未解決にされていた項目に対して、論点の要約とその解決法を示すものとしています。

つまり、今まで糖尿病の食事療法として非常に高い効果と指示を得ていた「糖質制限食」の論点の要約そしてその解決法を述べた事になります。

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第55回日本糖尿病学会年次学術会で得られた糖質制限食のコンセンサスは、①糖尿病の食事療法は、一つではなく、患者に応じた選択肢を与えるべきである②糖質制限食はその選択肢である③糖質制限食における糖質は、130gほど/一日とするの3つのコンセンサスを得たのです。

これにより、機転の利く糖尿病専門医の中には、糖尿病の食事療法の一つの選択肢として「糖質制限食」を患者に適用する方が出てくると思われます。

そして糖質制限食を施された患者が、いい結果を出すのは既に今から分っていますから、これから増々糖質制限食が糖尿病の食事療法としての地位を確立していく事は間違いないと思います。

それにしても日本糖尿病学会も大きな決断をしてくれましたね。やはりいくら糖質制限食が糖尿病に効く、血糖値を下げると言っても、日本糖尿病学会が認めない限り糖質制限食の完全な普及はありえませんでした。

これで私も日本糖尿病学会のホームページを確認し、糖質制限食の文字を探すようになると思います。日本糖尿病学会の皆様に感謝いたします。

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