空腹時血糖値を下げる方法についてです。

一番簡単に下げる事の出来る血糖値は食後血糖値、続いてヘモグロビンA1cも簡単に下げる事が出来るとご説明させて頂きました。そして最後に空腹時血糖値を下げる方法についてです。

空腹時血糖値を下げるには、「暁現象」という現象を乗り越えなければならないので、少しばかり空腹時血糖値を下げるのは難しくなってきます。

「暁現象」とは、就寝中に血糖値が上がってしまう現象で、空腹時血糖値を下げるのに大きな壁となって立ちはだかります。

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空腹時血糖値を下げる 空腹時血糖値 食後血糖値 ヘモグロビンA1c
正常値 100未満 140未満 6.2%未満
正常高値 110未満
境界型糖尿病 110~126未満 140~200未満 境界型
糖尿病 126以上 200以上 6.5%以上

ヘモグロビンA1cは、2012/4からのNGSP値です。

インスリンの基礎分泌が少ない糖尿病患者は、就寝中に肝臓が作り出す糖(血糖値上昇)を下げる事が出来ない傾向があるのです。

そのため寝る前より朝の空腹時血糖値の方が高いという方がよく見受けられるのです。詳しくは「血糖値 朝高い」に書きました。

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空腹時血糖値を下げるのが一番難しい理由は、「暁現象」のような自分ではどうする事も出来ない現象によって、空腹時血糖値を下げるのを邪魔されてしまうからなのです。

そこで空腹時血糖値を下げるより、確実に下げる事の出来る食後血糖値とヘモグロビンA1cを下げる事に集中して、空腹時血糖値にもA1cに見合った数字になって頂くという方法を私は取っているのです。

つまりヘモグロビンA1cが正常値の方が、空腹時血糖値だけ150を超えるというのは普通は考えられないという事です。

A1c5.4%で正常値の私を例に挙げれば、空腹時血糖値は悪くても120台まで、大抵正常値の100前後とお話すればお分かり頂けるのではないかと思います。

空腹時血糖値を下げるのは難しですが、A1cを正常値にしていれば必ず下げる事が出来ますので気長にお待ち頂ければと思います。

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