糖尿病は今や国民病とも呼ばれ、放置しておくと合併症を引き起こすとても怖い病気の1つです。

なかでも高齢者(60歳以上)の糖尿病患者の割合は6人に1人とも言われています。

高齢者になる事で、糖尿病治療にも様々な問題点がでてきます。

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糖尿病と高齢者の問題点ついて見てみましょう。

1つ目は、高齢者になると、制限された糖尿病食を作るのが面倒になるという事です。

買い物も大変ですし、何よりも常に糖質やカロリーを気にしながら食事を作るという事は、高齢者でなくとも大変なことです。

また、高齢者であるということから「これから先は好きな物を好きなだけ食べたい」という欲求が高まり、これまで行ってきた食事療法が徐々に出来なくなり、糖尿病が悪化してしまう傾向があるという事です。

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2つ目は、特に高齢者になってから糖尿病と診断された方に多いのですが、「お酒がやめられない」「甘いものがやめられない」など長年の食生活を変える事ができず、糖尿病が悪化してしまうケースです。

これらのの問題点に対しては医師・栄養士と良く相談し具体的なアドバイスをもらいましょう。

3つ目は、高齢者になると糖尿病以外の病気にもかかりやすく、また治りにくい状態になります。そのため、食欲が低下し食事の摂取量にムラがでてくる事で、血糖値が不安定になり糖尿病が悪化しやくなります。

4つ目は、高齢者の糖尿病の場合、入れ歯で上手く食べられない、食べ物や水分を上手に飲み込めずムセてしまうなどの問題も出てくるでしょう。

高齢者になると、このような様々な問題点が出てくるため、

その時々の状態に合わせながら、食事療法の仕方を考えなくてはなりません。

高齢者の糖尿病を悪化させないためには、現在の状況を把握する事、

そして医師に相談して、高齢者が抱える特有の問題点を理解しておく必要があるのです。

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